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俳句のユーモア

岩波現代文庫 文芸 176

出版社名 岩波書店
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-00-602176-4
4-00-602176-3
税込価格 1,078円
頁数・縦 264,5P 15cm

商品内容

要旨

俳句はいろいろな読み方をしていい。秀れた俳句であればあるだけ、その句はユーモアを湛えている。作者の恣意性から生み出された五七五の音は、読者のいろいろな読みの場に出されることによって、作者の内を離れ、あらたな輝きを得ることになる。ネンテン先生が説く、俳句の楽しみ、その広がり。

目次

第1章 俳句的発想(発句の自立まで
時代の詩歌としての俳諧 ほか)
第2章 口誦と片言(言葉の演技へ
片言の詩 ほか)
第3章 句会の文芸(共同の創造
自己を開く場)
第4章 ユーモアの詩(写生の力と技法
こわばりをほぐす)

著者紹介

坪内 稔典 (ツボウチ トシノリ)  
1944年、愛媛県生まれ。俳人、佛教大学文学部教授、京都教育大学名誉教授、「船団の会」代表。2010年『モーロク俳句ますます盛ん』で桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)