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記憶喪失になったぼくが見た世界

朝日文庫 つ14−1

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-02-261686-9
4-02-261686-5
税込価格 616円
頁数・縦 261P 15cm

商品内容

要旨

18歳の美大生が交通事故で記憶喪失になる。それは自身のことだけでなく、食べる、眠るなどの感覚さえ分からなくなるという状態だった―。そんな彼が徐々に周囲を理解し「新しい自分」を生き始め、草木染職人として独立するまでを綴った手記。感動のノンフィクション。

目次

第1章 ここはどこ?ぼくはだれ?―’89.6〜’89.8
第2章 これから何がはじまるのだろう―’89.9〜’90.3
第3章 むかしのぼくを探しにいこう―’90.4〜’91.3
第4章 仲間はずれにならないために―’91.4〜’92.3
第5章 あの事故のことはもう口に出さない―’92.4〜’94.3
第6章 ぼくらはみんな生きている―’94.4〜’01.5

著者紹介

坪倉 優介 (ツボクラ ユウスケ)  
1970年大阪府生まれ。草木染作家。大阪芸術大学芸術学部卒。89年交通事故で記憶喪失になる。94年京都の染工房「夢祐斎」入社、染師・奥田祐斎に師事する。2001年草木染作家としてデビュー、マスコミで話題となる。04年独立し、世界中を旅しながら新しい染色技術を研究する。05年「優介工房」を設立。桜、桃、どんぐり、笹など、さまざまな植物での草木染を行い根強いファンを魅了しつづける一方で、記憶喪失を乗り越えた体験を語り、命の大切さを伝える講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)