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街道をゆく 10 新装版

羽州街道、佐渡のみち

朝日文庫 し1−66

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-02-264455-8
4-02-264455-9
税込価格 660円
頁数・縦 260,8P 15cm
シリーズ名 街道をゆく

商品内容

要旨

「羽州街道」では、家康に挑戦した上杉景勝、参謀の直江兼続ゆかりの米沢などを歩く。筆者は上杉景勝について、「謙信や直江兼続の華やかさよりも好きであるかもしれない」と書いている。「佐渡のみち」では、江戸初期の佐渡でおきた「小比叡事件」の主人公、辻藤左衛門が登場する。歴史的にはそれほど有名ではないが、いじめぬかれ、最期は名誉を賭けて戦った男への深い同情を感じさせる。

目次

羽州街道(山寺
紅花
芋煮汁
うこぎ垣
景勝のことなど ほか)
佐渡のみち(王朝人と佐渡
大佐渡・小佐渡
あつくしの神
真野の海へ
倉谷の大わらじ ほか)

おすすめコメント

東北とは?中学生のころ、箱根以東はひとつの世界だと思っていた著者が初めて訪れ、念願の最上川と対面する羽州街道。書誌をひもといて、地元の人々も知らない地を訪ねるなど、独自の「佐渡観」をあらわした佐渡のみちを収める。

著者紹介

司馬 遼太郎 (シバ リョウタロウ)  
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)