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街道をゆく 14 新装版

南伊予・西土佐の道

朝日文庫 し1−70

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-02-264460-2
4-02-264460-5
税込価格 616円
頁数・縦 212,8P 15cm
シリーズ名 街道をゆく

商品内容

要旨

「粋な言葉を県名にしたものだ」と、筆者は書く。「いい女」という意味の愛媛を南下する。正岡子規、高浜虚子の松山を出発し、大洲を経て卯之町へ。シーボルトの娘、イネを育てた二宮敬作を思いながら、やがてなじみの宇和島に着く。草創期の宇和島伊達藩を支えた家老の山家清兵衛を偲びつつ、友人たちとてんやわんやの宇和島名物「寄合酒」を楽しむ旅でもあった。

目次

伊予と愛媛
重信川
大森彦七のこと
砥部焼
大洲の旧城下
冨士山
卯之町
敬作の露地
法華津峠
宇和島の神
古田でのこと
城の山
新・宇和島騒動
微妙な季節
神田川原
松丸街道
松丸と土佐
お道を

おすすめコメント

司馬遼太郎の「街道をゆく」が、読みやすい新組みに生まれ変わって再登場。全43巻、毎月4冊同時刊行。伊予は愛比売で、文字どおりいい女という意味である。ずいぶん粋な言葉を県名にしたものだと思うが、おそらく松山の教養人が「古事記」を披いて、その判断資料にしたのではないか……大洲から宇和島、そして土佐との国境を越えて山岳地帯を辿り、四万十川沿いの土地を歩く。

著者紹介

司馬 遼太郎 (シバ リョウタロウ)  
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)