• 本

教育は遺伝に勝てるか?

朝日新書 915

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2023年7月
ISBNコード 978-4-02-295216-5
4-02-295216-4
税込価格 935円
頁数・縦 249P 18cm

商品内容

要旨

マニュアルどおりに育てても、“うちの子”の成績が上がらないのは、あたりまえ。親の言うことをきかないのも、子の遺伝子の仕業。あらゆる感情や行動に遺伝の影響は表れるからだ。遺伝で受け取った“素材”を存分に引き出し、伸ばし、自信をもって生きていくために、効果的な「教育」のかたちを科学的知見から明らかにする。

目次

第1章 遺伝は遺伝せず―基本はメンデルにあり
第2章 あらゆる能力は遺伝的である
第3章 親にできることは何か―学庭環境の効き方
第4章 教育環境を選ぶ―学校の内と外
第5章 「自由な社会」は本当に自由か?
第6章 そもそも、子どもにとって親とは?

出版社・メーカーコメント

遺伝が学力に強く影響することは、もはや周知の事実だが、誤解も多い。本書は遺伝学の最新知見を平易に紹介し、理想論でも奇麗事でもない「その人にとっての成功」(=自分で稼げる能力を見つけ伸ばす)はいかにして可能かを詳説。教育の可能性を探る。

著者紹介

安藤 寿康 (アンドウ ジュコウ)  
1958年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学名誉教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学、進化教育学。日本における双生児法による研究の第一人者。この方法により、遺伝と環境が認知能力やパーソナリティ、学業成績などに及ぼす影響について研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)