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動的平衡は利他に通じる

朝日新書 996

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-02-295308-7
4-02-295308-X
税込価格 1,045円
頁数・縦 236P 18cm

商品内容

要旨

生命は流れに浮かぶ“うたかた”である―動的平衡の行く末を示す、著者の真骨頂!生命は、他者のエントロピー(乱雑さ)排出を、もういちど秩序あるものに作り返して成立する互恵的な関係性をもつ。動的平衡は利他性によって支えられており、進化も利他的共生が織りなしたものなのである―。生のさざ波に耳を澄ませた随筆集。

目次

1 生命の惜しみない利他性 2015.12.3…2016.7.7
2 内部の内部は外部 2016.7.14…2017.2.16
3 「記憶にない」ことこそ記憶 2017.2.23…2017.9.21
4 追い立てるのではなく 2017.9.28…2018.5.31
5 問い続けたい「いかにして」 2018.6.7…2018.12.27
6 やがては流れ流れて 2019.1.10…2020.3.19

出版社・メーカーコメント

他者に手渡し手渡す行為、すべての生命はこの流れの中にある−−。日常における移ろいを見つめ、生命のありようを思惟し、動的平衡と利他の繋がりを捉える。大好評を博した随筆集『ゆく川の流れは、動的平衡』、待望の新書化。

著者紹介

福岡 伸一 (フクオカ シンイチ)  
1959年東京都生まれ。京都大学卒。青山学院大学教授、ロックフェラー大学客員教授。分子生物学専攻。ハーバード大学医学部フェロー、京都大学助教授などを経て現職。『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)で、サントリー学芸賞、および新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)