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保健室には魔女が必要

偕成社ノベルフリーク

出版社名 偕成社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-03-649210-7
4-03-649210-1
税込価格 990円
頁数・縦 156P 19cm
シリーズ名 保健室には魔女が必要

商品内容

要旨

主人公は、中学校の保健室の先生にして魔女。自分が考案する「おまじない」を流通させ、もっとも定着させた魔女が選ばれる七魔女決定戦に参加している。きょうも魔女は、保健室にやってくる生徒たちの悩みをきき、それを解決する「おまじない」を授ける。6話からなる短編集。

出版社・メーカーコメント

主人公は、中学校の保健室の先生にして魔女。自分が考案する「おまじない」を流通させ、もっとも定着させた魔女が選ばれる七魔女決定戦に参加している。今日も魔女は、保健室にやってくる生徒たちの悩みをきき、それを解決する「おまじない」を授ける。悩みによりそう短編集。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: わたしは魔女だ。 保健室の先生でもある。 雄花市にある唯一の公立中学校で、二年前から働いている。 わたしが勤務している雄花第一中学校には、一年生が四十一人、二年生が六十人、三年生が五十二人、あわせて百五十三人の生徒が在学中だ。 どの子も素直で、礼儀正しくて、目に入れても痛くないほどにかわいい−??わけがない。 保健室に通ってくる子たちは、基本的に一筋縄ではいかない子が多い。ひねくれ者だったり、ろくにあいさつもしない子だったり、なにが理由で保健室にきたのかすら伝えられない子もいる。もちろん、無防備で甘えん坊な子も少なくない。それでも、どこかさみしそうな顔をしているのだ。 そういう子たちは、なにかをだれかに話したいから保健室にくるのだろう、と考えて、わたしは根気よく、彼らの話をきく。 江口マリエの場合は、こんな話だった。(本文より):::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

著者紹介

石川 宏千花 (イシカワ ヒロチカ)  
女子美術大学芸術学部卒業。『ユリエルとグレン』で講談社児童文学新人賞佳作を受賞
赤 (アカ)  
イラストレーター・グラフィックデザイナー。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。書籍、広告などを中心に活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)