• 本

親鸞

改版

角川文庫 く25−1

出版社名 角川書店
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-04-104811-5
4-04-104811-7
税込価格 524円
頁数・縦 284P 15cm
シリーズ名 親鸞

商品内容

要旨

貴族の時代から武士の時代へと大転換期を迎えていた1173年、京都の名門日野家に生まれた親鸞は、生涯の師・法然と出会い、絶対他力の信仰世界へと導かれる。越後への流罪、法然との別れ、妻帯者としての苦悩の中で、ひたすら信仰を貫き、布教を続けた親鸞は、還暦を過ぎて、家族を稲田に残して帰洛する。浄土真宗の開祖・親鸞の波瀾に満ちた90年の生涯を、『出家とその弟子』で知られる著者が描いた、人間味溢れる伝記小説。

出版社・メーカーコメント

混沌とした時代だからこそ、親鸞の生き方を見つめ直す。妻帯者として苦悩し悟りの道をひらいた親鸞の生涯。1173年、京都の名門日野家に生まれながら、越後への流罪、常陸国稲田を中心とした関東での伝道を経て、帰洛する90年の生涯をダイナミックに描く。

著者紹介

倉田 百三 (クラタ ヒャクゾウ)  
1891(明治24)年、広島県生まれ。結核のため一高を中退。在学中に西田幾多郎の門をたたき、「愛と認識との出発」などの論文を一高校友会雑誌に発表する。1917(大正6)年『歎異抄』の教えを戯曲化した『出家とその弟子』がベストセラーになる。その後も病床にありつつ、『布施太子の入山』『俊寛』『法然と親鸞の信仰』など、次々と宗教的倫理的な主題を扱った作品を多数著した。1943(昭和18)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)