書店レビュー
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遺譜 浅見光彦最後の事件
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
日本とドイツを舞台にした、浅見光彦シリーズ最大級の事件。戦争という悲劇のうちに隠された史実が複数の殺人事件へとつながっていく。光彦ならではの研ぎ澄まされた究極の直感が、難事件をひとつひとつひも解いていく。壮大なスケールの中にあっても、緻密な描写が、上・下巻ボリューム感たっぷりの内容ながら、おなかいっぱいにしてくれる。そして、永遠の独身貴族と思いきや、いよいよ名探偵光彦も結婚か!!といった展開も見逃せない。これからのシリーズの先行きを暗示する内容となっているから、読み逃しなきよう。
(2014年9月15日)
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おすすめ度
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商品内容
要旨 |
浅見家に届いた一通の手紙。それは、本人が知らない間に企画された、浅見光彦34歳の誕生日パーティの案内状だった。発起人の一人、本沢千恵子は美貌のドイツ人ヴァイオリニスト、アリシア・ライヘンバッハを伴い浅見家を訪れる。丹波篠山で町をあげて行われる音楽イベント「シューベルティアーデ」に二人が出演する際に、ボディガードを頼みたいというのだ。アリシアは祖母に、彼の地で「インヴェ」という男に託された楽譜を預かってくるようにと言われていた。一度は断る浅見だが、刑事局長の兄、陽一郎からの特命もあり、現地に赴くことになる―。賢兄愚弟の典型、浅見家に育った次男の光彦を過去の盟約が追い詰める!軽井沢、丹波篠山、ヨーロッパを舞台に史上最大級の謎の連鎖の幕が開く。国民的名探偵が迎える衝撃のラスト。 |
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出版社 商品紹介 |
浅見光彦は本人が知らない間に企画された34歳の誕生日パーティに際し、ドイツ出身の美人バイオリニストに頼まれともに丹波篠山へ赴く。祖母が託した「遺譜」はどこにあるのか――?史上最大スケールの難事件。(下)も発売。 |