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純白の夜

改版

角川文庫 み2−3

出版社名 角川書店
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-04-121210-3
4-04-121210-3
税込価格 572円
頁数・縦 203P 15cm
シリーズ名 純白の夜

商品内容

要旨

昭和23年。村松恒彦は、勤務先の岸田銀行の創立者の娘である13歳年下の妻・郁子と不自由なく暮らしている。最近、恒彦は学習院時代の同級生、楠と取引が生じ、郁子もまじえての付き合いが始まった。楠は一目見たときから、郁子の美しさに心を奪われる。郁子もまた、楠に惹かれていき、接吻を許す。が、エゴチスト同士の恋は、思いも寄らぬ結末を迎えることに…。著者はじめての長期連載小説。

おすすめコメント

三島のはじめての連載小説(昭和24〜25年)、ここに復刊!実業家・村松恒彦と妻・郁子は銀座の画廊で恒彦の学習院時代の友人・楠に出会う。楠は初めて見る郁子の美しさに心を奪われる。最初は反感を覚えた郁子もやがて接吻を許すが、夫の同僚の沢田に知られてしまい……・。

著者紹介

三島 由紀夫 (ミシマ ユキオ)  
1925(大正14)年、東京生まれ。中学時代より習作をはじめ、16歳の時に『花ざかりの森』を発表。47年、東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務。翌年退職し、本格的に作家活動に入る。49年、初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行し、作家としての地位を確立。主な著書に、54年『潮騒』、56年『金閣寺』(読売文学賞)、57年『鹿鳴館』、61年『獣の戯れ』、65年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)などがある。『豊饒の海』四部作を完成させたあと、70年11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地にて自決。享年45(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)