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王女の渇き

角川ホラー文庫 Hは2−2

出版社名 角川書店
出版年月 2010年5月
ISBNコード 978-4-04-377102-8
4-04-377102-9
税込価格 901円
頁数・縦 509P 15cm

商品内容

要旨

自傷跡の残る左手首が発見された。老刑事・井出川は女性ばかりの会社「約束の地」に不審を覚えるが、捜査半ばで謎の言葉を残して不慮の死を遂げる。父の死の原因を探る文博は、その会社へと引き寄せられ、やがて姿を消す。世紀の変わり目に急成長を遂げたその会社は、自傷癖のある男女を集め、演劇公演を企画した。演目は、王女が男の生首を求める劇「サロメ」。その舞台にすべての悪夢が集結していく。

出版社・メーカーコメント

現代によみがえる愛と傷みの悲劇服飾企業「約束の地」の周りで不可解な事件が起こる。女性経営者の姪・瀬川美佐は会社付属の精神科クリニックで演劇セラピーを手伝うことに。稽古中に相次ぐ怪事件には意外な結末が待っていた。『サロメ後継』改題。

著者紹介

早瀬 乱 (ハヤセ ラン)  
1963年大阪府生まれ。法政大学文学部英文学科卒。2004年『レテの支流』が日本ホラー小説大賞長編賞佳作に選ばれる。06年『三年坂 火の夢』で江戸川乱歩賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)