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ひとり夜風

角川文庫 か57−2 紋ちらしのお玉

出版社名 角川書店
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-04-394400-2
4-04-394400-4
税込価格 692円
頁数・縦 333P 15cm

商品内容

要旨

柳橋芸者のお玉は、山内容堂や松平春嶽など、名だたる大名たちから贔屓にされる売れっ子だが、裏の稼業があった。男に抱かれては、その相手の家紋を刺青にして体に彫る。忘れられない男たちの思い出を体に刻み、それを千個集める“千人信心”の願をかけて。だから、二つ名は「紋ちらしのお玉」。幕末を騒がす事件とともに、変わりゆく時代の波が、お玉と男たちを呑み込んでゆく。好評シリーズ第2弾は、書き下ろしで登場。

著者紹介

河治 和香 (カワジ ワカ)  
東京都葛飾区柴又生まれ。日本大学芸術学部卒業。日本映画監督協会に勤めるかたわら、江戸風俗研究家の三谷一馬氏に師事して、江戸風俗を学ぶ。『秋の金魚』で第2回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。2作目となる『笹色の紅』で評論家の絶賛を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)