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西郷隆盛「南洲翁遺訓」

角川ソフィア文庫 SP349 ビギナーズ日本の思想

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2007年4月
ISBNコード 978-4-04-407201-8
4-04-407201-9
税込価格 649円
頁数・縦 207P 15cm
シリーズ名 西郷隆盛「南洲翁遺訓」

商品内容

要旨

明治維新の指導者、西郷隆盛は、西南戦争によって賊名を背負ったまま死んだ。1889年、大日本帝国憲法発布を機に名誉が回復され、上野公園山王台に銅像が建てられることになった。このとき、言葉こそ残すべきだとして、旧庄内藩の人びとによってまとめられたのが本書である。偽りのない人生を生き、そして死んでいった西郷の言葉は、新政府への批判を含みながら、国家や為政者のあるべき姿を示し、人として広い度量と高潔な精神の必要性を説く。

目次

1 遺訓(天皇の政府の役人になり、政治を行うということは、
賢人がすべての役人を統轄して、
政治の大要は、 ほか)
追加(事件に遭遇したり、あるいは何か物事を担当するときに、
漢学を勉強したものは、)
解題(『南洲翁遺訓』の成立事情
庄内藩士の薩摩行き
『南洲翁遺訓』の序文および跋文 ほか)

おすすめコメント

武士道精神を貫く西郷隆盛の真骨頂! 人々を感動させた言動は今も生きる 明治新政府への批判を込めた西郷隆盛の言動を書き留めた遺訓。武士道精神に貫かれた西郷は国家や為政者のあるべき姿を示し、社会で活躍する心構えを懇切に説いてやまない。天を相手とした偉大な助言は感動的である。

著者紹介

猪飼 隆明 (イカイ タカアキ)  
1944年福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。熊本大学文学部教授・大阪大学大学院教授を経て、大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)