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姥捨てバス

角川文庫 は36−1

出版社名 角川書店
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-04-838001-0
4-04-838001-X
税込価格 565円
頁数・縦 262P 15cm

商品内容

要旨

31歳独身の「おれ」は相棒に言われるがままに、白タクならぬ白バスで無認可の観光ビジネスの片棒を担いでいる。ある日、相棒が企画した「清貧ツアー」(聞こえはいいが、おんぼろバスで婆さんたちを山奥に連れていくツアー)で、客の1人が失踪。「あれは姥捨てツアーらしい」という噂が瞬く間に広まったが、皮肉なことに、今度は150人もの婆さんがツアーに集まった!『床下仙人』でブレイクした著者が、現代をシニカルに描く。

おすすめコメント

「姥捨て」じゃない!これからは、「子捨て」じゃ! 運転手の俺は、「姥捨てバス」らしいというデマを逆手にとって年寄りを山の中の泰旅館に連れて行くツアーで一儲けしようとする相棒に振り回されっぱなし。だが、数日後、ツアー客のばあさん全員がいなくなった!

著者紹介

原 宏一 (ハラ コウイチ)  
1954年、長野県生まれ。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て、97年『かつどん協議会』でデビュー。鋭い風刺とユーモアで描く独特の作風で、9作品を刊行。2007年、ある書店員の熱心な応援で、01年に文庫化した『床下仙人』がブレイク、ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)