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東宝争議の闇

学研M文庫 み−6−25 昭和戦後暗闘史

出版社名 Gakken
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-05-900546-9
4-05-900546-0
税込価格 692円
頁数・縦 341P 15cm

商品内容

要旨

昭和23年3月。東京・世田谷区喜多見の一軒家から、絞殺体の女と瀕死の男が発見された。男は沢地と名乗り、自称映画カメラマンであったが、モルヒネ中毒で死ぬ直前、「クートベ帰り」という意味不明の言葉を残す。別件で女の失踪捜索をしていた元憲兵で探偵業の永井は、男が発した言葉の謎と生前の足取りから、大手映画会社へ辿り着く。折りしも東宝では、経営者側と労組の対立が激化し、労働争議が勃発していた。そして争議には隠された闇が…。

おすすめコメント

昭和23年3月、戦後の混乱が残る都下のアパートで、男女の全裸死体が発見された。殺人事件として元陸軍憲兵の刑事が捜査に加わるが、その裏には運動を活発化させる共産党党員と大手映画会社の組合、そして右翼団体が複雑に絡まりあった実態が浮上する…

著者紹介

宮城 賢秀 (ミヤギ ケンシュウ)  
1946年、中華民国台湾省高雄市生まれ。沖縄県那覇市の神原中学を卒業後、十余種の職業を経験し、現在は文筆業に専念。時代小説の気鋭として活躍している。日本文芸家クラブ理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)