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深川の隠居

学研M文庫 こ−11−3 父子目付勝手成敗

出版社名 Gakken
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-05-900548-3
4-05-900548-7
税込価格 628円
頁数・縦 236P 15cm

商品内容

要旨

深川の隠居・海津軍兵衛は元徒目付で四面四角な頑固者。引退した今も鍛錬を欠かさず、近頃めっきり機嫌がいい様子に周りの人間は訝っている。だが現役徒目付の息子・俊介は、ひょんなことからその理由を知ってしまい心配が尽きない。ある夜、大久保・抜弁天脇の武家屋敷で惨殺事件が起きる。だが下手人の目星がつきながら調べが止ってしまった。どうやら倒れていた娘の指先に問題があるらしい。事情を知って憤った軍兵衛は―。

おすすめコメント

新米徒歩目付の海津俊介は、二月ほど前に引退した父の軍兵衛にかすかな疑念を抱いた。本所の御家人殺しの犯人が、その斬り口から居合いの凄腕であること、そして父は誰もが認める居合の達人だ。さらに、その御家人はかなり後ろ暗いところがある男で……。

著者紹介

小林 力 (コバヤシ リキ)  
1926年、栃木県足利市生れ。旧制松本高等学校を経て、1951年、東京大学経済学部経済学科卒業。新聞社を定年退職後、大学講師、番組制作編集会社に勤務するかたわら、エッセイなどの執筆活動に入り、『旋風喜平次捕物捌き』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)