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異人舟

学研M文庫 た−10−3 薬種屋喜十事件控

出版社名 Gakken
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-05-900612-1
4-05-900612-2
税込価格 692円
頁数・縦 265P 15cm

商品内容

要旨

屋形船の簾がゆっくり上がると、そこには一糸まとわぬ異国の女たちが、惜しげもなく妖しい媚態をさらし、男たちの欲望を爆発寸前にまで昂めていた…。闇の宴に参加していた松代屋主人・市兵衛が、謎の腹上死を遂げる。謎を追う喜十は同業の岬屋、さらには薩摩藩邸に拉致され、異人女をあてがわれ、新しい媚薬の開発を強要される。その裏には、薩摩藩の恐るべき企てが潜んでいた…。

著者紹介

太佐 順 (タサ ジュン)  
1937年生まれ。1962年以降、ライターとして「週刊大衆」を手始めに「暮らしの知恵」(学研)など、多くの商業誌に関わりを持った。その間「新潮」「すばる」ほかの文芸誌に作品を発表。「季刊芸術」に発表した『父の年輪』で芥川賞候補となる。剣道七段の叔父の影響で古刀兼元を愛蔵、江戸時代への関心を深める。最初の時代小説『かげろう侍』(挿絵・塗師祥一郎)を二十八歳のとき「月刊ボナンザ」に連載した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)