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神武天皇実在論

学研M文庫 は−13−1

出版社名 Gakken
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-05-901243-6
4-05-901243-2
税込価格 744円
頁数・縦 282P 15cm

商品内容

要旨

正史『日本書紀』や『古事記』に描かれた神々や英雄の姿は、虚構ではない!―そう確信する著者は、封殺された古代史文献をひもときつつ、神話と歴史の空隙に光をあて、諸説の検証をもとに神武以前の数十代におよぶ天皇の存在を推理し、日本民族と天皇家のオリジンを明らかにしようと試みる。『大東亜戦争肯定論』で戦後論壇に波瀾を巻き起こした作家の、戦後史学のタブーを破った書が、40年の歳月をへて復活。

目次

真の歴史と神話の復権
古代における民族の移動
日本民族の起源
『富士古文書』とその記録者徐福の使命
『富士古文書』の語るもの
『上記』の編纂史と古代文字
日本の古代を語る『上記』
両古文書の否定者は、だれか
「津田学派」に対する津田博士の反論
神武実在説の復活
天孫族と出雲族
古代の外寇と内乱
神武東征
縄文農耕論
天皇論

おすすめコメント

戦後史学では神話が編み出した架空の存在としてかたづけられてきた初代神武天皇を、膨大な史料・研究の検証により、古代日本に実在した建国の英雄と結論づけた異色の論考。古代史学のタブーに挑戦した戦後流行作家による幻の書、ついに復刊!

著者紹介

林 房雄 (ハヤシ フサオ)  
1903年、大分県に生まれる。東京帝国大学法学部政治学科中退。学生時代からプロレタリア運動に身を投じ、社会主義小説や評論を発表する。1975年、72歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)