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病が語る日本史

講談社学術文庫 1886

出版社名 講談社
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-06-159886-7
4-06-159886-4
税込価格 1,221円
頁数・縦 332P 15cm

商品内容

要旨

古来、日本人はいかに病気と闘ってきたか。人骨や糞石には古代の人々が病んだ痕が遺されている。結核・痘瘡・マラリアなどの蔓延に戦いた平安時代の人々は、それを怨霊や物の怪の祟りと考え、その調伏を祈った。贅沢病といえる糖尿病で苦しんだ道長、胃ガンで悶え死にした信玄や家康。歴史上の人物の死因など盛り沢山の逸話を交え綴る病気の文化史。

目次

第1部 病の記録(骨や遺物が語る病
古代人の病
疫病と天皇
光明皇后と施療
糖尿病と藤原一族
怨霊と物の怪
マラリア(おこり)の蔓延
寄生虫との長いつきあい)
第2部 時代を映す病(ガンと天下統一
江戸時代に多い眼病
万病のもと風邪
不当に差別されたらい・ハンセン病
脚気論争
コレラの恐怖
天然痘と種痘
梅毒の経路は?
最初の職業病
長い歴史をもつ赤痢
かつては「命定め」の麻疹)
第3部 変わる病気像(明治時代のガン患者
死病として恐れられた結核
ネズミ買い上げ―ペスト流行
事件簿とエピソード
消えた病気
新しく現れた病気
平均寿命と死生観)

おすすめコメント

古来、日本人はいかに病気と闘ってきたか。縄文人と寄生虫、糖尿病に苦しんだ道長、ガンと闘った信玄や家康……。糞石や古文書は何を語るのか。〈病〉という視点を軸に日本を通覧する病の文化史・社会史。

出版社・メーカーコメント

古来、日本人はいかに病気と闘ってきたか。 縄文人と寄生虫、糖尿病に苦しんだ道長、ガンと闘った信玄や家康……。糞石や古文書は何を語るのか。〈病〉という視点を軸に日本を通覧する病の文化史・社会史。

著者紹介

酒井 シヅ (サカイ シズ)  
1935年静岡県生まれ。三重県立大学医学部卒業。東京大学大学院修了。医史学専攻。順天堂大学医学部教授を経て、順天堂大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)