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モーツァルト=翼を得た時間

講談社学術文庫 1898

出版社名 講談社
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-06-159898-0
4-06-159898-8
税込価格 1,056円
頁数・縦 283P 15cm

商品内容

要旨

「時間を追い越し、時間が追いつけないほど足早に走って、高く飛翔してゆく」モーツァルトの本質とは何か。『フィガロの結婚』の革新性、「愛の讃歌」としての『コシ・ファン・トゥッテ』、「協奏曲」の冒険、『魔笛』『レクイエム』における「死と救済」…その「音楽美」をさまざまな角度から探り、モーツァルト演奏の愉しみ方を考える、贅沢な音楽論。

目次

音楽の時間を翔る鳥―動き続ける永遠
父、レーオポルト―管理との闘い
モーツァルトとヨーゼフ二世―ウィーンにおける一〇年
『フィガロの結婚』―「与える」方向での人間化
美を発見する天才―輝ける『ドン・ジョヴァンニ』
『コシ・ファン・トゥッテ』―モーツァルトの愛の讃歌
「協奏曲」―開かれた会話の音楽
死と救済―『魔笛』と『レクイエム』をめぐって
変わらざるモーツァルト―情報の洪水のなかで
モーツァルト演奏は、大胆に―『クラヴィーア・ソナタイ短調』の演奏史〔ほか〕

おすすめコメント

軽やかに飛翔する音楽の秘密、名演の聴き方「休みなく、天衣無縫の遊動を続ける」音楽。そこに刻みこまれる「永遠」。なぜかくも素晴らしいのか。どう「再現」されるべきか。多彩で贅沢なモーツァルト論。

出版社・メーカーコメント

軽やかに飛翔する音楽の秘密、名演の聴き方 「休みなく、天衣無縫の遊動を続ける」音楽。そこに刻みこまれる「永遠」。なぜかくも素晴らしいのか。どう「再現」されるべきか。多彩で贅沢なモーツァルト論。

著者紹介

礒山 雅 (イソヤマ タダシ)  
1946年東京生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院、ミュンヘン大学留学を経て、現在、国立音楽大学教授、いずみホール音楽ディレクター。2006年より、日本音楽学会会長。専攻は音楽美学・西洋音楽史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)