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老いた体操教師・滝子其他 小林多喜二初期作品集

講談社文芸文庫 こQ1

出版社名 講談社
出版年月 2007年10月
ISBNコード 978-4-06-198492-9
4-06-198492-6
税込価格 1,430円
頁数・縦 285P 16cm

商品内容

要旨

大正から昭和初め、働きつつ学ぶ青年多喜二は、文学への熱情、人間を抑圧する社会への怒り、知り初めた恋の苦しみをノートに書きつけ雑誌に投稿した。虐げられる弱き者への優しい眼差しと苦の根源への鋭い問いを秘めたこれら初期作品群こそは、二十九歳で権力に虐殺されたプロレタリア作家の多感な青春の碑である。八十六年ぶりに発掘された最初期の「老いた体操教師」、秀作「瀧子其他」を含む十六篇を精選。

出版社・メーカーコメント

86年目に発見された作品を含む秀作16篇社会に目覚めつつあった10代の多喜二は底辺で喘ぐ身近な人達を多感な温かい目差で描いた。プロレタリア作家となる以前の多喜二の青春の彷徨を示す秀作を精選。

著者紹介

小林 多喜二 (コバヤシ タキジ)  
1903・10・13〜1933・2・20。作家。秋田県生まれ。4歳の時、一家で小樽に移住。10代から短歌、詩、小説を書き始め、志賀直哉の文学に学ぶ。24年、小樽高商を卒業。北海道拓殖銀行に勤務しつつ投稿を続ける。27年頃よりプロレタリア作家たる自覚を強め労働運動に積極的に関わる。28年、3・15事件をテーマにする「一九二八年三月十五日」を発表。29年、日本プロレタリア作家同盟中央委員となり、「蟹工船」を発表。拓銀を解雇されて、30年に上京。31年、非合法の日本共産党入党。33年2月20日、特高に逮捕され、築地署で拷問を受け死亡。戦後、数次にわたり全集が刊行された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)