書店レビュー
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天子蒙塵 第1巻
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
20年にわたる「蒼穹の昴」シリーズがとうとう500万部を超えた。作者の浅田次郎自身がこのシリーズをライフワークと言い切っているほどに、その執着ぶりが作品の熟し方に映し出されている。
時代は清朝末期。溥儀と張学良という2人の若き王が主人公となって話は展開していく。時代の波に飲み込まれながら、壮大な歴史の中に吸い込まれていくストーリーに、読む者もタイムトリップしてしまう。シリーズはまだつづく。いま、この機会から読み始めることをオススメしたい。(2017年1月17日)
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商品内容
要旨 |
清朝最後の皇帝・溥儀は、紫禁城を追われながらも、王朝再興を夢見ていた。イギリス亡命を望む正妃と、史上初めて中華皇帝との離婚に挑んだ側妃とともに、溥儀は日本の庇護下におかれ、北京から天津へ。そして、父・張作霖の力を継いだ張学良は失意のままヨーロッパへ。二人の天子は塵をかぶって逃げ惑う。ラストエンペラー・溥儀と二人の女。時代の波に呑み込まれた男女の悲劇と壮大な歴史の転換点を描く。 |
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出版社・メーカーコメント
1924年、クーデターにより紫禁城を追われた溥儀とその家族。生家に逃げ込むもさらなる危険が迫り、皇帝は極秘に脱出する。「宣統陛下におかせられましては、喫緊のご事情により東巷民交の日本大使館に避難あそばされました」ラストエンペラーの立場を利用しようとさまざまな思惑が渦巻くなか、日本の庇護下におかれ北京から天津へ。梁文秀と春児はそれぞれに溥儀らを助けるが──。王朝再興を夢見る溥儀。イギリス亡命を望む正妃・婉容。そして側妃・文繍は「自由」を選んだ。史上初めて中華皇帝と離婚した文繍。その裏にはいかなるドラマがあったのか──。累計500万部突破の国民的大ベストセラー「蒼穹の昴」シリーズ第5部スタート。