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宇宙になぜ我々が存在するのか 最新素粒子論入門

ブルーバックス B−1799

出版社名 講談社
出版年月 2013年1月
ISBNコード 978-4-06-257799-1
4-06-257799-2
税込価格 1,012円
頁数・縦 190P 18cm

商品内容

要旨

私たちは星のかけらからできています。では、その星たちは何からできているのでしょうか。宇宙のはじまりにどんどん近づきながら、宇宙はどうやってできてきたのか、どうして私たちがこの宇宙に存在しているのかをニュートリノ、ヒッグス粒子、インフレーション、暗黒物質など最新の知見を手がかりに解き明かしていきます。

目次

第1章 恥ずかしがり屋のニュートリノ
第2章 素粒子の世界
第3章 とても不思議なニュートリノの世界
第4章 ものすごく軽いニュートリノの謎
第5章 ニュートリノはいたずらっ子?
第6章 ヒッグス粒子の正体
第7章 宇宙になぜ我々が存在するのか

おすすめコメント

宇宙の根源に迫る壮大なストーリー この宇宙に存在する「私」の起源に迫る 私たちは宇宙の塵からできているといわれています。じつは、宇宙が原子よりもっと小さくて熱かったころ、塵のもとになった物質と、その反物質が衝突しては消え、新しい物質と反物質が生まれては消えて……、そんなことを繰り返していました。 それがあるとき、宇宙の温度が少しだけ下がると同じ数だけあった物質と反物質のバランスが崩れ、ほんのわずかな反物質が物質に変わり、私たちが存在する物質だけの世界ができたお蔭で、私たちが生まれてきたというのです。その鍵を握っているのが、いままで質量がゼロだと思われていたニュートリノにあったのです。 ・いったいニュートリノにどうして質量が生まれたのか? ・ニュートリノはどうしてこんなにたくさん宇宙に存在しているのか? ・なぜニュートリノには左巻きしか存在しないのか? ・右巻きニュートリノはどこへ消えたのか? ・ヒッグス粒子によってニュートリノはどうやって質量を得たのか? ・右巻きニュートリノがインフレーションを起こしたって本当? ・ヒッグス粒子は「顔なし」ってどういうこと?         これらの謎を解き明かしていくと、そこには思いもよらない結末が……。 最新の素粒子理論を駆使して、最新の宇宙像に迫る、村山先生の最新作! スラスラといっきに読めて、しかも読み終わったあと、 宇宙の見方がぜったいに変わります。

出版社・メーカーコメント

宇宙の見方が変わる最新素粒子論 私たちは星のかけらからできています。では、その星たちは何からできているのでしょうか。宇宙のはじまりにどんどん近づきながら、宇宙はどうやってできてきたのか、どうして私たちがこの宇宙に存在しているのかをニュートリノ、ヒッグス粒子、インフレーション、暗黒物質など最新の知見を手がかりに解き明かしていきます。

著者紹介

村山 斉 (ムラヤマ ヒトシ)  
1964年東京生まれ。東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の初代機構長、特任教授。米国カリフォルニア大学バークレー校物理教室教授。1991年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学大学院理学研究科物理学科助手、ローレンス・バークレー国立研究所研究員、カリフォルニア大学バークレー校物理学科助教授、准教授を経て、同大学物理学科MacAdams冠教授。米国プリンストン高等研究所メンバー(2003〜2004年)。専門は素粒子物理学。2002年西宮湯川記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)