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アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで

講談社選書メチエ 496

出版社名 講談社
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-06-258497-5
4-06-258497-2
税込価格 2,145円
頁数・縦 302P 19cm

商品内容

文学賞情報

2011年 第33回 サントリー学芸賞・芸術・文学部門受賞

要旨

ロック、ジャズ、ブルース、ファンク、ヒップホップ…音楽シーンの中心であり続けたそれらのサウンドは、十九世紀以来の、他者を擬装するという欲望のもとに奏でられ、語られてきた。アメリカ近現代における政治・社会・文化のダイナミズムのもとその“歴史”をとらえなおし、白人/黒人という枠組みをも乗り越えようとする、真摯にして挑戦的な論考。

目次

第1章 黒と白の弁証法―擬装するミンストレル・ショウ
第2章 憂鬱の正統性―ブルースの発掘
第3章 アメリカーナの政治学―ヒルビリー/カントリー・ミュージック
第4章 規格の創造性―ティンパン・アレーと都市音楽の黎明
第5章 音楽のデモクラシー―スウィング・ジャズの速度
第6章 歴史の不可能性―ジャズのモダニズム
第7章 若者の誕生―リズム&ブルースとロックンロール
第8章 空間性と匿名性―ロック/ポップスのサウンド・デザイン
第9章 プラネタリー・トランスヴェスティズム―ソウル/ファンクのフューチャリズム
第10章 音楽の標本化とポストモダニズム―ディスコ、パンク、ヒップホップ
第11章 ヒスパニック・インヴェイジョン―アメリカ音楽のラテン化

出版社
商品紹介

ジャズ、ブルース、ロック…黒人と白人の「弁証法」としての音楽史と、その歴史を解体する新たな視座とは。アメリカ文化史を音楽から描く野心的論考。

著者紹介

大和田 俊之 (オオワダ トシユキ)  
1970年、東京都に生まれる。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻後期博士課程修了。博士(文学)。現在、慶應義塾大学法学部准教授。日本ポピュラー音楽学会理事。専攻はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)