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「女性天皇」誕生の謎

講談社+α文庫 G211−4

出版社名 講談社
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-06-281383-9
4-06-281383-1
税込価格 755円
頁数・縦 253P 16cm

商品内容

要旨

現在も皇位継承問題で揺れる「女性天皇」。だが古代、6人8代も即位した女性天皇は決して中継ぎではなかった。邪馬台国の卑弥呼、台与に始まり時代の節目に登場した女帝たち。豊穣の女神か、巫女王か、「妹の力」か。世界史にも稀な女性への権力移譲から見えてくる、知られざる皇位継承のルールとは?推古、皇極(斉明)、持統の激動の生涯を追って、ヤマト建国の本質を浮き彫りにする、古代「天皇制」シリーズ第2弾。

目次

第1章 女帝とは何か(歴史の激動期に登場した女帝たち
折口信夫「女帝=シャーマン」論 ほか)
第2章 女帝持統の野望(兄と弟の微妙な関係
「蘇我」勢力と結ぶ者、反する者 ほか)
第3章 女帝皇極の悲劇(無視できない古代人の信仰心
謎に満ちた即位のいきさつ ほか)
第4章 女帝推古と二つの勢力(「トヨ」の意味するもの
「記紀」はなぜ、女帝の時代で筆を置いたのか ほか)

著者紹介

関 裕二 (セキ ユウジ)  
1959年、千葉県柏市に生まれる。歴史作家。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史研究をはじめる。1991年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(ワニ文庫)でデビュー以後、新しい視点から古文書を読み解き、深い洞察と大胆な推理に支えられた著作を数多く発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)