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厚労省と新型インフルエンザ

講談社現代新書 2026

出版社名 講談社
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-06-288026-8
4-06-288026-1
税込価格 814円
頁数・縦 205P 18cm

商品内容

要旨

あの騒動は医系技官幹部の暴走から始まった…。現役の厚労省医系技官が、日本中を混乱に巻き込んだ騒動の根本原因と、そこで露呈した本当の「危機」について鋭く指摘。

目次

第1章 新型インフルエンザと厚労省迷走記(それはアマゾンの書き込みから始まった
『厚生労働省崩壊』想定問答集 ほか)
第2章 悪のバイブル「行動計画」(御用学者とのなれあいで作られた
医系技官のコンプレックス ほか)
第3章 公衆衛生学的にみるとどうなのか(初動体制の評価
費用対効果からみた検疫 ほか)
第4章 公衆衛生の要―疫学の基礎知識(疫学とは何か
なぜ疫学調査が必要なのか ほか)
第5章 これからのインフルエンザ流行に備えて(大流行は誰の責任か
学校閉鎖の意味をよく考えよ ほか)

出版社・メーカーコメント

人権無視の異様な検疫風景、マスクなしでは街も歩けない風潮、泣き崩れる校長……。あのパニックを作ったのは厚労省幹部だった!現役医系技官がその構図と真の問題点を鋭く分析。

著者紹介

木村 盛世 (キムラ モリヨ)  
医師・厚生労働医系技官。筑波大学医学専門学群卒業。米国ジョンズ・ホプキンズ大学公衆衛生大学院疫学部修士課程修了(MPH(公衆衛生学修士号))。優れた研究者に贈られる、ジョンズ・ホプキンズ大学デルタオメガスカラーシップを受賞。内科医として勤務後、米国CDC多施設研究プロジェクトコーディネイターを経て財団法人結核予防会に勤務。その後、厚生労働省大臣官房統計情報部を経て、厚労省検疫官。専門は、感染症疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)