介護ビジネスの罠
講談社現代新書 2334
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2015年9月 |
ISBNコード |
978-4-06-288334-4
(4-06-288334-1) |
税込価格 | 880円 |
頁数・縦 | 261P 18cm |
商品内容
要旨 |
10兆円の巨大市場に巣くう悪徳業者たち。入居者の「囲い込み」は当たり前、増加する「老人ホームもどき」、「看取り」サービスの裏側、「胃ろう」の功罪、高齢者を“儲けの道具”と考える不届きな事業者が跋扈…。家族の弱みにつけ込む悪質な手口を徹底解剖! |
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目次 |
第1章 入居者の「囲い込み」は当たり前―ケアマネジャーは敵か味方か(介護の劣化をもたらした「サ高住」 |
おすすめコメント
10兆円の巨大事業に巣食う、公的保険の間隙を突く悪徳業者の巧妙な“やり方”とは――。◆入居者の「囲い込み」は当たり前 ◆増加する「老人ホームもどき」 ◆「胃ろう」の功罪 ◆「24時間・365日対応」には要注意! ◆その「看取り」サービス、本当に大丈夫? ◆格安老人ホームのカラクリって!? 高齢者を“儲けの道具”と考える不届きな事業者が跋扈……。「首都圏介護破綻」「2025年問題」よりも深刻な、家族の弱みにつけ込む悪質な手口を徹底解剖。介護でだまされない、損しないための必読書! 本書では不正の手口や悪徳業者の最新動向を紹介しながら、事業者が何を考え、それらに行政がどこまで対応し得るのかを 取材でのやりとりを通して突き詰め、さらに制度のどこに問題があるのかを解き明かすのを狙いとした。「措置から契約へ」を謳い文句に始まった介護保険だが、それは言い換えれば「福祉からビジネスへ」の転換でもあった。介護サービスには多かれ少なかれ福祉的な要素が必要になるが、現状では利益優先の事業者が跋扈している。「いかにして儲けるか」ばかりを考え、あの手この手で高齢者を狙っている。その罠は巧妙で、ひっかかっても本人はもとより 家族が気づいていないことも少なくない。知らぬ間に被害に遭うことがないよう、本書が少しでも役立てるなら本望である。「はじめに」より 小見出しの一例 ●不必要なサービスによる「介護漬け」 ●ケアマネジャーは敵か味方か? ●来てほしいときに来てくれない「在宅医療」のワケ ●真面目な在宅医が損をするしくみ ●行き当たりばったりの厚労省 ●見学を拒否する施設事業者 ●理事と職員はシロウトばかり ●続出する胃ろう難民 ●「尊厳死の法制化」は誰のため? ●「胃ろう外し」に取り組む特養 ほか