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源平合戦の虚像を剥ぐ 治承・寿永内乱史研究

講談社学術文庫 1988

出版社名 講談社
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-06-291988-3
4-06-291988-5
税込価格 1,221円
頁数・縦 285P 15cm

商品内容

要旨

屍を乗り越え進む坂東武者と文弱の平家公達―。我々がイメージする源平の角逐は、どこまで真実だったのか?「平家物語史観」に基づく通説に対し、テクストの精緻な読みと実証的な探究によって、鋭く修正をせまる。さらに、源平合戦の実像や中世民衆の動向、内乱の歴史的所産としての鎌倉幕府の成立過程までを鮮やかに解明した、中世史研究の名品。

目次

第1章 武士再考
第2章 「弓馬の道」の実相
第3章 源平の「総力戦」
第4章 飢饉のなかの兵粮調達
第5章 鎌倉幕府権力の形成
第6章 奥州合戦

出版社・メーカーコメント

武士神話を粉砕し真実の歴史を究明する好著屍を乗り越え進む坂東武者と文弱の平家公達は本当か? 従来の「平家物語史観」に修正を迫り、合戦の真実、民衆の動向、鎌倉幕府の成立を解明した歴史研究の劃期

著者紹介

川合 康 (カワイ ヤスシ)  
1958年、三重県生まれ。神戸大学文学部卒業。同大大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、日本大学経済学部教授。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)