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イスラームの「英雄」サラディン 十字軍と戦った男

講談社学術文庫 2083

出版社名 講談社
出版年月 2011年11月
ISBNコード 978-4-06-292083-4
4-06-292083-2
税込価格 1,111円
頁数・縦 277P 15cm

商品内容

要旨

異教徒の侵略に抗して戦い、奮迅の活躍をなすのがムスリム騎士の理想であった。それを体現したアイユーブ朝の始祖・サラディン。十字軍との覇権争いに終止符を打ち聖地エルサレムを奪還したイスラームの「英雄」は、ヨーロッパにおいても畏敬の念をもって描かれた。その生涯を追うことで、聖人化された英雄の、人間としての姿に迫った本格的評伝。

目次

プロローグ―サラディンの生きた時代
第1章 修行時代(誕生
カリフ権力の衰退と十字軍の侵攻
少年サラディン
ヌール・アッディーンとの出会い
エジプト遠征)
第2章 エジプトの若きスルタン(アイユーブ朝の創設
バイナル・カスラインの戦い
サラディンの補佐役たち
イエメン征服の謎
シリアへの進出
新体制の確立)
第3章 カイロからエルサレムへ(エジプト経済の繁栄
聖戦へ向けて
エルサレム奪回
アッカーをめぐる攻防
サラディンの死)
エピローグ―サラディン以後

著者紹介

佐藤 次高 (サトウ ツギタカ)  
1942〜2011。東京大学文学部東洋史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学、早稲田大学で教授を歴任、東洋文庫研究部長、史学会理事長を務める。文学博士。東京大学名誉教授。専攻はアラブ・イスラーム史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)