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DNAの98%は謎 生命の鍵を握る「非コードDNA」とは何か

ブルーバックス B−2034

出版社名 講談社
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-06-502034-0
4-06-502034-4
税込価格 1,012円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

ヒトゲノム(全遺伝情報)のうち、遺伝子部分はわずか2%。残りの98%は「非コードDNA」と呼ばれ、意味のない無駄なものと長らく考えられてきました。ところが、じつはそれこそが生命の不思議に迫る重要な役割を担っていることが分かってきたのです。サルとヒトの違いを生み出し、老化と寿命に関わり、進化の原動力ともなる「非コードDNA」の仕組み、そして驚きの発見の数々をエピソード豊富に紹介します。

目次

第1章 非コードDNAの発見、そしてゴミ箱へ(地球上で最も重要な情報「遺伝子」の発見
遺伝子の乗り物「染色体」とは何か ほか)
第2章 ゴミからの復権(ゲノムを支える非コードDNA領域
DNAの状態を決めるクロマチン構造 ほか)
第3章 非コードDNAと進化(サルとヒトの違いを作る非コードDNA
進化を加速する働きと抑える働き ほか)
第4章 非コードDNAの未来(小さな遺伝子の謎
偽遺伝子が支える遺伝子発現制御 ほか)

おすすめコメント

これまで意味がないと思われてきたDNAの98%を占める非遺伝子領域が、生命の謎を解く最大のカギだった!研究の最前線を紹介。

著者紹介

小林 武彦 (コバヤシ タケヒコ)  
1963年生まれ。九州大学大学院修了(理学博士)。基礎生物学研究所、米国ロシュ分子生物学研究所、米国国立衛生研究所、国立遺伝学研究所を経て、東京大学分子細胞生物学研究所教授。日本遺伝学会会長。科研費新学術領域研究「ゲノムを支える非コードDNA領域の機能」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)