• 本

お役所仕事が最強の仕事術である

星海社新書 217

出版社名 星海社
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-06-527755-3
4-06-527755-8
税込価格 990円
頁数・縦 205P 18cm

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要旨

「お役所仕事」という言葉が象徴するように、一般的に「公務員」の仕事は時間がかかり、形式的かつ保守的なイメージを持たれがちだ。決断や実行のスピードが重視され、柔軟な発想や対応力が求められるビジネスの世界とは価値観が異なるようにも感じられるが、公務員から学ぶべき「守り」の仕事術もあるようだ。本書は、公務員に求められる「トラブルを円満に解決する」技術や「トラブルを未然に防止する」技術について、ビジネスシーンでも役立てられるよう具体例をあげながらまとめている。住民、地方議会議員、マスコミなどのバッシングの対象になりやすい公務員は、これらの「守り」の仕事術が重要なのだという。徹底的に相手の立場や属性を分析して説明することでトラブルを未然に防ぐ方法や、すぐに応じられない提案にクレームのつかない形で返答する方法などが紹介されている。著者は、著作家。30年以上にわたり、自治体で福祉・教育・防災などの現場、人事・財政・議会などの官房系まで幅広く勤務。退職後、書籍執筆、研修講師などを通じて、全国の公務員や自治体を応援する活動を行っている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年6月7日]

商品内容

要旨

お役所仕事に学ぶ、最強の「守り」の仕事術!批判されやすく、住民や議員、マスコミなど四方八方から注視される公務員は、「どんな成果を上げたか」ではなく「どれだけミスをしなかったか」で評価されます。この減点主義社会でトラブルやクレームを乗り越えて生き残るために、公務員は話し方、交渉術、反論術など様々な技術を駆使しています。この本には、著者が公務員として30年以上磨いてきたスキルを凝縮しました。これまでビジネスの世界で注目されてこなかった「守り」の技術で、トラブルと無縁の仕事生活を送ってください。

目次

第1章 間違えない、揚げ足を取られない公務員の「話し方」(言葉の「表の意味」と「裏の意味」を明確にする
あらゆる利害関係者と調整しながら、話す内容の精度を高めていく ほか)
第2章 表現1つで、天国にも地獄にもなる公務員の「文章術」(資料で勝負する
混ぜると危険!事実と意見 ほか)
第3章 何とか自分の意向を通したい公務員の「交渉術」(わざと相手に見下されて、不用意な発言を引き出す
本交渉前の下交渉で結果を決める ほか)
第4章 モンスタークレーマーにも負けない公務員の「反論術」(段階的に対応する人を変えて、相手の気力を削ぐ
「ガス抜き」と「主張の確認」をしてから、反論する ほか)

出版社・メーカーコメント

形式主義の象徴たるお役所仕事は、逆に言えば批判の隙を作らず失敗しないための技術の宝庫だ。公務員が伝授する最強の「守り」の仕事術!

著者紹介

秋田 将人 (アキタ マサト)  
著作家。30年以上、自治体に勤務し、定年前に管理職として退職。在職中は、福祉・教育・防災などの現場から、人事・財政・議会などの官房系まで幅広く勤務。退職後は、書籍執筆、研修講師などを通じて、全国の公務員や自治体を応援する活動を行っている。また、別名義でWEBライター・ブックライターを行うなど、活動の幅も広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)