文化の脱走兵
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2024年7月 |
ISBNコード |
978-4-06-535966-2
(4-06-535966-X) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 216P 19cm |
商品内容
文学賞情報 |
2024年
第76回
読売文学賞 随筆・紀行賞受賞 |
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要旨 |
紫式部文学賞受賞作のロングセラー、『夕暮れに夜明けの歌を』の著者による最新エッセイ集。「国でいちばんの脱走兵」になった百年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち―。あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。 |
目次 |
クルミ世界の住人 |
出版社・メーカーコメント
本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を。言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち−−あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。「もし本が好きになったら−−私たちがその人たちを見つけて、めいっぱい大切にしよう。世界中のたくさんの本を翻訳して、朗読して、笑ったり泣いたりしよう。」(「クルミ世界の住人」より)紫式部文学賞を受賞したロングセラー『夕暮れに夜明けの歌を』の著者による、最新エッセイ集。【もくじ】クルミ世界の住人秋をかぞえる渡り鳥のうた動員ほんとうはあのとき……猫にゆだねる悲しみのゆくえ土のなか道を訊かれるつながっていく雨をながめて君の顔だけ思い出せないこうして夏が過ぎた巣穴の会話かわいいおばあちゃん年の暮れ、冬のあけぼの猫背の翼あの町への切符柏崎の狸になるあとがき 文化は脱走する【装幀】名久井直子【装画】さかたきよこ