
親鸞 悪の思想
集英社新書 0102
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2001年8月 |
ISBNコード |
978-4-08-720102-4
(4-08-720102-3) |
税込価格 | 814円 |
頁数・縦 | 220P 18cm |
商品内容
要旨 |
「善人なほもつて往生を遂ぐ。いはんや、悪人をや」日本思想史において、もっも著明な言説ともいえる親鸞の言葉である。でも、なぜ「善人」ではなく「悪人」なのか。親鸞の弟子唯円によって記された『歎異抄』の中のこの一節を、筆者は、おのれの存在論的悪に目覚めた人間が「悪人」なのだ、ととらえる。他者を排除し犠牲にすることによってしか生きられない自分が「いま」「ここ」に在ることの申し訳なさを自覚すること。この澄み切った「悪の思想」こそ、八〇〇年の時空を超えて、現代によみがえる親鸞の思想の現代的意義なのだ。 |
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目次 |
序章 悪への視角 |
出版社 商品紹介 |
「善人すら往生できる。まして悪人なら」という逆説で有名な親鸞の悪人正機説を、時空を超えて、21世紀を生きるための指針として現代によみがえらせる。 |
出版社・メーカーコメント
「善人すら往生できる。まして悪人なら」という逆説で有名な親鸞の悪人正機説。この「悪の思想」を、800年の時空を超えて、21世紀を生きるための指針として現代によみがえらせる、知的冒険の書。