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化粧する脳

集英社新書 0486

出版社名 集英社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-08-720486-5
4-08-720486-3
税込価格 748円
頁数・縦 189P 18cm

商品内容

要旨

人は無意識のうちに、他者の「顔」からその心を読みとっている。人間は中身であると言いながら、見た目の美しさに魅了されたり、内面を外見から類推したりしている。顔は心の窓であり、見た目は対人コミュニケーションの鍵なのだ。化粧を通じた画期的な研究によって、自分の見た目を装うことの重要性が明らかになってきた。鏡に映る自分を見つめ、形作っていくことは、他者の視点から自己を見つめることにつながる。そして、そのことが社会的知性を育む。人は誰もが外見を装い、内面にも化粧をして生きている。化粧を通じた新しい知見から、人間の本質が見えてくる。

目次

第1章 顔は口ほどにものを言う(顔とコミュニケーション)
第2章 化粧は鏡であり、窓である(化粧の脳科学)
第3章 美女と野獣(美の進化論)
第4章 饒舌と沈黙のあわい(秘密を抱く女は美しい)
第5章 そして世界は、明るくなった(メタ認知と自己批評)
鏡や化粧を通した自己認知(恩蔵絢子)
特別座談会 「化粧を生きる」という視線

出版社・メーカーコメント

「顔」は口ほどにものを言う人は知らず知らずのうちに、顔でコミュニケーションしている。実は、外見を変えることは、社会的知性の現れでもあるのだ。化粧を通じた画期的な研究成果をもとに、人気脳科学者が解き明かす。

著者紹介

茂木 健一郎 (モギ ケンイチロウ)  
1962年生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞
恩蔵 絢子 (オンゾウ アヤコ)  
1979年生まれ。脳科学者。上智大学物理学科卒業後、東京工業大学大学院にて脳科学を学び博士号修得。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)