• 本

日本の大転換

集英社新書 0606

出版社名 集英社
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-08-720606-7
4-08-720606-8
税込価格 770円
頁数・縦 155P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 3.11後の日本を考えるベスト・テキスト

    「日本は軍国主義、民主主義、資本主義と歩んできたが、3.11後はどういう主義を構築するのか?」を考えるのに最適の本。原子力、一神教、資本主義は「生態圏」にない外部を取りいれた同型の思考を持つが、次のエネルギーは中庸を目指す「仏教」思想がベース、その技術は植物の光合成に原型があり、太陽光発電などの再生可能エネルギー、エネルギーは太陽からの「贈与」と考え、貨幣を含めた交換だけでなく、「贈与」の次元を含む経済システムが連動すべし! 日本の「緑の党」荒削りマニュフェスト、ここに堂々登場です!

    (2011年8月27日)

商品内容

要旨

大地震と津波、そして原発の事故により、日本は根底からの転換をとげていかなければいけないことが明らかになった。元通りの世界に「復旧」させることなどはもはや出来ない。未知の領域に踏み出してしまった我々は、これからどのような発想の転換によってこの事態に対処し、「復興」に向けて歩んでいくべきなのか。原子力という生態圏外的テクノロジーからの離脱と、「エネルゴロジー」という新しい概念を考えることで、これからの日本、そしてさらには世界の目指すべき道を指し示す。

目次

日本の大転換(津波と原発
一神教的技術
資本の「炉」
大転換へ
リムランド文明の再生)
太陽と緑の経済―「日本の大転換」補遺(はじめに
エネルギーと贈与
経済学の見えない土台
生存のためのモジュール
つぎの経済システムへ)

出版社・メーカーコメント

これからの日本の目指すべき道を示す。 大地震と津波、原発事故により、日本は根底からの転換を遂げねばならないことが明らかになった。原子力=一神教的テクノロジーから「エネルゴロジー」という新概念へ。これからの日本と世界のありかたを示す。

著者紹介

中沢 新一 (ナカザワ シンイチ)  
1950年山梨県生まれ。明治大学野生の科学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)