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戦争の条件

集英社新書 0686

出版社名 集英社
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-08-720686-9
4-08-720686-6
税込価格 880円
頁数・縦 200P 18cm

商品内容

要旨

アラブの春を皮切りに、中東情勢の先行きがますます混迷の度合いを深める一方、尖閣諸島、竹島、北朝鮮の核開発をめぐって、東アジアでもかつてない軍事的緊張が高まっている。戦争はあってはならないという考えに反対する人は少ない。しかし、信頼できない外国政府の行動を押さえ込むために軍隊が必要だと考える人も多い。平和を壊すのも平和を保つのも軍隊であるという国際政治の逆説のなかで、私たちはいかにして判断し、行動すべきなのか?戦争の条件を考え抜くことで、逆説的に平和の条件に至る道を模索した、もっともリアルで読みやすい、国際政治学の入門書。

目次

第1章 戦争が必要なとき
第2章 覇権国と国際関係
第3章 デモクラシーの国際政治
第4章 大国の凋落・小国の台頭
第5章 領土と国際政治
第6章 過去が現在を拘束する
第7章 ナショナリズムは危険思想か
第8章 平和の条件

出版社・メーカーコメント

尖閣諸島、竹島、北朝鮮の核開発等々、未曽有の軍事的緊張の中、私たちは今、真にリアルな思考法が試されている。戦争の条件を考え抜き、逆説的に平和の条件に至る道を模索した、国際政治学の入門書。

著者紹介

藤原 帰一 (フジワラ キイチ)  
1956年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得中退。米国ウッドロー・ウィルソン・センター研究員、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際研究院客員教授などを歴任し、現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門は、国際政治・東南アジア政治。2005年『平和のリアリズム』で第二六回石橋湛山賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)