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カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」

集英社新書 1208 ノンフィクション

出版社名 集英社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-08-721308-9
4-08-721308-0
税込価格 1,320円
頁数・縦 334P 18cm

商品内容

要旨

いまや日本のいたるところで見かけるようになった、格安インドカレー店。そのほとんどがネパール人経営なのはなぜか?どの店もバターチキンカレー、ナン、タンドリーチキンといったメニューがコピペのように並ぶのはどうしてか?「インネパ」とも呼ばれるこれらの店は、どんな経緯で日本全国に増殖していったのか…その謎を追ううちに見えてきたのは、日本の外国人行政の盲点を突く移民たちのしたたかさと、海外出稼ぎが主要産業になっている国ならではの悲哀だった。おいしさのなかの真実に迫るノンフィクション。

目次

第1章 ネパール人はなぜ日本でカレー屋を開くのか
第2章 「インネパ」の原型をつくったインド人たち
第3章 インドカレー店が急増したワケ
第4章 日本を制覇するカレー移民
第5章 稼げる店のヒミツ
第6章 カレービジネスのダークサイド
第7章 搾取されるネパール人コック
第8章 カレー屋の妻と子供たち
第9章 カレー移民の里、バグルンを旅する

著者紹介

室橋 裕和 (ムロハシ ヒロカズ)  
1974年生まれ。週刊誌記者を経てタイに移住。現地発の日本語情報誌に在籍し、一〇年にわたりタイ及び周辺国を取材する。帰国後はアジア専門のジャーナリストとして活動。「アジアに生きる日本人」「日本に生きるアジア人」をテーマとしている。外国人コミュニティと密接に関わり合いながら取材活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)