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ナチズム前夜 ワイマル共和国と政治的暴力

集英社新書 1229

出版社名 集英社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-08-721329-4
4-08-721329-3
税込価格 1,320円
頁数・縦 392P 18cm

商品内容

要旨

昨今、政治的状況や政治家の発言などがナチズムを連想させるという指摘は数多く、現在の日本はナチスが台頭していた頃のドイツに酷似していると言っても過言ではない。ワイマル共和国という民主主義国家から、なぜナチズムが生まれたのか?それは今の私たちにこそ突き付けられている問いだ。本書は当時、ドイツの街頭や酒場で起きていた「暴力」に着目し、それが共和国の政治や社会を蝕んでいった過程をひもとくことで答えを探る。ナチスの支配が、あるとき突然発生したわけではないことを、豊富な史料を駆使して明らかにする画期的な一冊。

目次

序章 ワイマル共和国と政治的暴力
第1章 暴力で始まった共和国―共和国前期の政治
第2章 街頭に出ていく政治
第3章 市中化する政治的暴力
第4章 頻発化する政治的暴力
第5章 日常化する政治的暴力
第6章 ワイマル共和国の終焉
終章 「ワイマル共和国」を考える

著者紹介

原田 昌博 (ハラダ マサヒロ)  
1970年生まれ。鳴門教育大学大学院学校教育研究科教授。1999年、広島大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はドイツ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)