アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか 大正十年「サンテル事件」を読み解く
集英社新書 1277
| 出版社名 | 集英社 |
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| 出版年月 | 2025年8月 |
| ISBNコード |
978-4-08-721377-5
(4-08-721377-3) |
| 税込価格 | 1,155円 |
| 頁数・縦 | 273P 18cm |
商品内容
| 要旨 |
一九二一年三月、講道館の嘉納治五郎の制止を振り切る形で柔道家と米国の強豪プロレスラーが靖国神社境内にて相まみえた。試合後に嘉納が門下生に処分を科して幕引きとなった一連の出来事は、「サンテル事件」と呼ばれる。本書はまず二〇世紀初頭に米国で人気を博した異種格闘技の興行に遡り、なぜ「サンテル事件」に至ったのかを明らかにする。それは同時に、やがてアントニオ猪木の異種格闘技戦が大きな流れをつくり現在のMMA(総合格闘技)に到達する原点ともなった、この歴史的一戦の意義を問い直す試みである。 |
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| 目次 |
第一章 二人の柔術家、一人の柔道家―排日運動と異種格闘技戦(柔術ブームの後で |


