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シーボルトの眼 出島絵師川原慶賀

集英社文庫 ね1−7

出版社名 集英社
出版年月 2008年12月
ISBNコード 978-4-08-746388-0
4-08-746388-5
税込価格 628円
頁数・縦 318P 16cm

商品内容

要旨

江戸・文政年間。長崎出島絵師川原慶賀は蘭人の肖像画を描いたり、小遣い稼ぎにあぶな絵を描いたりの退屈な日常にうんざりしていた。そんな中、オランダ商館付き医官として来日したシーボルトにその画力を見込まれ、オランダ商館長の江戸参府に同行することに。道中は見たままを正確に写す「シーボルトの眼」となって江戸に入るが、ここで彼の後半生を大きく変える人物との運命的な出会いが―。

出版社・メーカーコメント

シーボルトの専属絵師となり、「日本」を描いた男江戸末期。来日したシーボルトに気に入られ、専属絵師となった川原慶賀。求められるままに日本の事物を描くが、御禁制の日本地図を模写したことから大事件に……。(解説/荒俣 宏)

著者紹介

ねじめ 正一 (ネジメ ショウイチ)  
1948年東京都生まれ。青山学院大学中退。詩作のかたわら、東京・阿佐谷で民芸店経営。81年、詩集『ふ』で第31回H氏賞、89年『高円寺純情商店街』で第101回直木賞、2008年『荒地の恋』で第3回中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)