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聞き屋与平 江戸夜咄草

集英社文庫 う14−3

出版社名 集英社
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-08-746456-6
4-08-746456-3
税込価格 638円
頁数・縦 313P 16cm

商品内容

要旨

夜が更けるとともに、ある商家の通用口に、男がひっそりと座る。「お話、聞きます」。与平は人の話を聞く、聞き屋。姑の愚痴をこぼす嫁、主人への不満を募らせる奉公人。過去に犯した過ちを告白する者…。みな、そこで重荷をそっと下ろして家路につく。聞き料はお客の気持ち次第。温かい家族に囲まれ、商売も順調。儲けのためでも酔狂でもない。与平はなぜ話を聞くのか。心温まる連作時代小説。

出版社・メーカーコメント

江戸庶民の悲喜こもごもを綴る連作集日暮れの江戸・両国広小路で、薬種屋のご隠居が始めた「聞き屋」。「お話、聞きます」の文句に惹かれてやってくる老若男女が、それぞれ胸の内を明かす。胸に沁みる時代小説連作集。(解説/木内 昇)

著者紹介

宇江佐 真理 (ウエザ マリ)  
1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞受賞。2000年、『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞受賞。01年、『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)