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安閑園の食卓 私の台南物語

集英社文庫 し51-1

出版社名 集英社
出版年月 2010年6月
ISBNコード 978-4-08-746584-6
4-08-746584-5
税込価格 748円
頁数・縦 325P 16cm

商品内容

要旨

台湾の古い街、台南の郊外にたたずむ広大な屋敷「安閑園」。緑豊かな庭園と季節の実りをもたらす果樹園や野菜畑。そして母たちが腕をふるう彩りあふれる日々の食卓の風景。1930年代の台湾で生まれ、この安閑園に育った著者が、子供時代の食の記憶を丹念に書き綴る。大家族のにぎわいと料理の音や匂いが鮮やかに立ちのぼり、人生の細部を愛することの歓びが心に響く。幻の名エッセイ、待望の復刊。

目次

宝石売りのおばあさん
父の誕生日
一族の絆
血液料理をご存知ですか
仏間のお供えもの
二人のお医者さん
内臓料理の話
南の国の結婚式
お正月のご馳走
恵おばのこと
大家族の台所
紅桃姑の精進料理

出版社・メーカーコメント

古き良き時代の台湾を描く、珠玉の名随筆 戦前の台湾台南市。上流階級の人々の優雅な生活。台湾の富豪の家に生まれ、戦後日本で料理家として活躍した著者が、台湾での少女時代を哀惜をこめて綴る。天才的エッセイスト再発見の書。(解説/林真理子)

著者紹介

辛 永清 (シン エイセイ)  
1933年、台湾、台南市生まれ。武蔵野音楽大学別科卒。1955年、音楽専攻のため来日。その後、自宅で料理教室を開いたことをきっかけに、料理研究家として、NHK「きょうの料理」ほか料理番組や雑誌、講演等で活躍。2002年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)