• 本

怪奇小説という題名の怪奇小説

集英社文庫 つ4−15

出版社名 集英社
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-08-746659-1
4-08-746659-0
税込価格 472円
頁数・縦 217P 16cm

商品内容

要旨

「第一章では、私はなにを書くか、迷いに迷って、題名もつけられない」―長篇怪奇小説の執筆依頼を受けた作家だったが、原稿は遅々として進まない。あれこれとプロットを案じながら街をさまようが、そこで見かけたのは30年前に死んだ従姉にそっくりの女だった。謎めいた女の正体を追ううちに、作家は悪夢のような迷宮世界へと入り込んでいく…。奇想にあふれた怪奇小説の傑作が現代に蘇る。

出版社・メーカーコメント

世にも奇妙な名作が、現代に蘇る! 作家は依頼を受けた怪奇小説を書こうとするがなかなか筆が進まず、ふと出かけた先で見たのは30年前に死んだ従姉そっくりの女で…。少年期の記憶の混乱から始まる幻想怪奇の世界。(解説/道尾秀介)

著者紹介

都筑 道夫 (ツズキ ミチオ)  
1929年東京生まれ。早稲田実業中退。47年から雑誌編集に従事、かたわら時代小説を執筆し、推理小説翻訳家となる。56年早川書房に入社、日本版「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」初代編集長をつとめ、翻訳ミステリの紹介に大きく貢献する。59年の退社以降、本格的な執筆活動に入り、推理小説、時代小説のほか、SF、評論、ショートショートなど数多くの作品を発表する。2001年に『推理作家のできるまで』で第54回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)