ネバーランド
集英社文庫
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2003年5月 |
ISBNコード |
978-4-08-747577-7
(4-08-747577-8) |
税込価格 | 770円 |
頁数・縦 | 277P 16cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全2件
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残された4人の少年たちの、青春グラフィティ
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- 三洋堂書店 志段味店 (愛知県名古屋市守山区)
聖夜にはじまった告白ゲーム。ルールはひとつ、必ず嘘を混ぜること。少年たちのうつくしくあやしい物語です。
事情や傷や夢を抱えた少年たち。友人と話をするだけなのに、痛くて苦しくて輝いた、忘れられない時になる。(2009年10月11日)
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
男子校の寮「松籟館」を舞台にした4人の高校生たちのシチュエーションストリー。物語はほとんど寮の中だけで進行してゆく。必然的に中心となるのは4人の間で交わされる会話である。それがまるで舞台を見ているように心地よく心に響き、過ぎ去った時間を思い出させる。ネバーランドとはピーターパンの話に出てくる「子供が永遠に子供でいられる場所」かつ「どこにもな場所」のことであるが、彼らにとっては「松籟館」がネバーランドなのであった。読後、大人になった彼らの姿を見てみたいと思った。(のり)
(2005年9月22日)
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商品内容
要旨 |
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。 |
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おすすめコメント
秘密を分かち合ったあの冬の出来事を僕はきっと忘れない。年末の7日間を誰もいない男子寮で過ごすことになった4人は、ひとつだけ嘘を混ぜるというルールのもと「懺悔」を始める。その告白によってそれぞれがもつ事情や心の傷が明らかになっていくが……。少年たちのリアルな心の動きに胸が高鳴る青春グラフィティ。
出版社・メーカーコメント
伝統ある男子校で寮生活をおくる少年たち。年末、4人の少年が居残りすることに。人けのない寮で起こる事件を通して明らかになる「秘密」とは。奇蹟の一週間を描く青春ミステリー。(解説・吉田伸子)