• 本

曇る眼鏡を拭きながら

出版社名 集英社
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-08-771847-8
4-08-771847-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 233P 19cm

商品内容

要旨

「ことば」に身をひたしてきた翻訳家どうしが交わす、知性と想像力にみちた往復書簡集。

目次

二〇二一年十二月 斎藤真理子さま
二〇二二年一月 くぼたのぞみさま
二〇二二年二月 斎藤真理子さま
二〇二二年三月 深掘り根ほり葉ほりが冴えてるくぼたのぞみさま
二〇二二年四月 手触りを大事にする斎藤真理子さま
二〇二二年五月 「オイラ」がすてきなくぼたのぞみさま
二〇二二年六月 比類なき「みのむし記録魔」の斎藤真理子さま
二〇二二年七月 眼鏡を新調したのぞみさま
二〇二二年八月 翻訳を詩から始めた真理子さま
二〇二二年十月 「牧歌的」だったあのころにお会いしてること確実なのぞみさま
二〇二二年十一月 「文学少女」という表現が嫌いだった真理子さま
二〇二三年一月 最後の最後まで頼りきりだったのぞみさま

出版社・メーカーコメント

ひとりでも拭けるけど、ふたりで拭けば、もっと、ずっと、視界がひろがる。ノーベル文学賞受賞作家、J・M・クッツェーの訳者として名高いのぞみさん。パク・ミンギュ『カステラ』以降、韓国文学ブームの立役者である真理子さん。「ことば」に身をひたしてきた翻訳家どうしが交わす、知性と想像力にみちた往復書簡集。生まれ育った地に降りつもる雪、息もたえだえの子育て期、藤本和子との出会い、出版界の女性たちの連帯、コロナ禍とウクライナ侵攻の混迷……丹念に紡がれた、記憶と記録のパッチワーク!【著者略歴】くぼたのぞみ1950年北海道生まれ。翻訳家・詩人。主な訳書に、サンドラ・シスネロス『サンアントニオの青い月』、J・M・クッツェー『マイケル・K』『鉄の時代』『サマータイム、青年時代、少年時代』『ダスクランズ』『モラルの話』『ポーランドの人』、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』『アメリカーナ』などがある。詩集に『山羊にひかれて』『記憶のゆきを踏んで』など、著書に『鏡のなかのボードレール』『山羊と水葬』など。2022年、『J・M・クッツェーと真実』で第73回読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞。斎藤真理子(さいとう・まりこ)1960年新潟県生まれ。翻訳家。主な訳書に、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』、ハン・ガン『すべての、白いものたちの』、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』、ファン・ジョンウン『ディディの傘』、パク・ソルメ『もう死んでいる十二人の女たちと』、ペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』など。著書に『韓国文学の中心にあるもの』『本の栞にぶら下がる』。2015年、パク・ミンギュ『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳)で第1回日本翻訳大賞受賞。

著者紹介

くぼた のぞみ (クボタ ノゾミ)  
1950年北海道生まれ。翻訳家・詩人。主な訳書に2022年、『J・M・クッツェーと真実』で第73回読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞
斎藤 真理子 (サイトウ マリコ)  
1960年新潟県生まれ。翻訳家。2015年、パク・ミンギュ『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳)で第1回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)