この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2010年4月 |
ISBNコード |
978-4-08-780541-3
(4-08-780541-7) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 298P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2010年
第19回
山本七平賞受賞 |
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要旨 |
在留邦人4万人、無事日本に帰還!その恩義を返すため、将軍は、漁船で台湾へ向かった…。60年の歳月を経て今、明かされる日本人司令官の知られざる生涯。 |
目次 |
密航船 |
出版社 商品紹介 |
終戦時、内蒙古・北京に在留する日本人を無事に帰還させた陸軍中将・根本博は、その恩義を返すため、4年後に密航で台湾に渡り、蒋介石を助ける。 |
おすすめコメント
終戦時、内蒙古・北京に在留する日本人を無事に帰還させた陸軍中将・根本博は、その恩義を返すため、4年後に密航で台湾に渡り、蒋介石を助ける。海峡を越える感動の歴史ノンフィクション。 昭和24年6月、九州・延岡から小さな漁船が夜陰にまぎれて静かに離れていった。船が目指すのは、真っ黒な海原のはるか彼方にある台湾。その船には、元日本陸軍北支那方面軍司令官・根本博が乗っていた。太平洋戦争終了時、根本は大本営からの武装解除命令を敢然と拒否し、駐蒙軍司令官として、殺到するソ連軍と戦い抜き、在留邦人4万人の「奇跡の脱出」を成功させた。 この時、邦人を守ってくれた蒋介石と国府軍は4年後、国共内戦に敗れ、金門島へと撤退していた。彼らへの恩義を返すため、根本は密航を決意する――。「台湾」と「台湾海峡」は、なぜ今も存在し、そして誰によって守られたのか。現代史の厚いヴェールに包まれた謎が60年の時を経て、解き明かされる。本書は、命を捨てることを恐れず、「義」のために生きた一人の日本人と国境を越えてそれを支えた人たちの知られざる物語である。
出版社・メーカーコメント
発掘! こんな日本人が、いた。終戦時、内蒙古・北京に在留する日本人を無事に帰還させた陸軍中将・根本博は、その恩義を返すため、4年後に密航で台湾に渡り、蒋介石を助ける。海峡を越える感動の歴史ノンフィクション。