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十津川警部南紀・陽光の下の死者

小学館NOVELS

出版社名 小学館
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-09-379805-1
4-09-379805-2
税込価格 880円
頁数・縦 219P 18cm

商品内容

要旨

東京池袋署の刑事・伊熊武敏は億万長者未亡人殺人事件捜査で独断専行が目立ち、上司から非番を命じられ、故郷の南紀白浜へ旅立ったが、途中、紀勢本線特急「くろしお十九号」車内で、ひょんなことから知り合った東京中央エレクトリック企画課長・白川健一郎が南紀白浜の美しい浜辺白良浜(しららはま)で何者かに殺された現場に居合わせる。この桃源郷のような浜辺を血で汚したのは誰か。このローカルな事件が急転、伊熊刑事が関わっていた東京の未亡人殺人事件とリンクしてゆく。美貌の未亡人の名は立花庸子。死んだ大手企業社長から莫大な遺産を手にした彼女は数々の浮名を流し、スキャンダルの女王の名をほしいままにする。群がる男たち。彼女の過去をたどると、なんと今や廃墟と化した白浜の豪華ホテルの歴史に行き着く。事件は広がりを見せ、ついに十津川警部の登場となる。南紀で起きた最新事件の結末は…。

出版社・メーカーコメント

トラベル・ミステリーの第一人者の西村京太郎氏の最新刊です。リゾート地南紀のホテルで起こった不可解な殺人事件と遭遇した刑事からの連絡で、十津川警部が動き出す。そして調べていくうちにどうやら過去に起こった不審な変死事件がその発端であることをつきとめた十津川は、ひとつひとつ謎を解決し、ついにその殺人事件の真相にたどりついた。トラベルミステリー小説の本道である本書では、事件の発端に新大阪発白浜行きの特急「くろしお十九号」が登場します。

著者紹介

西村 京太郎 (ニシムラ キョウタロウ)  
1930年(昭和5年)東京生まれ。都立電機工業学校卒業後、49年人事院に勤め、30歳で退職、作家活動に入る。63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞受賞。65年『事件の核心』(後に『天使の傷痕』と改題)で江戸川乱歩賞受賞。78年にトラベルミステリーの先駆となる『寝台特急殺人事件』で爆発的人気を得て、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2005年には日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)