小太郎の左腕
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2009年11月 |
ISBNコード |
978-4-09-386258-5
(4-09-386258-3) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 316P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全3件
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大いなる力の代償
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おすすめ度
- 大地堂・ラ・ラ・ルー店 (茨城県潮来市)
小太郎の左腕は悲しい。その左腕に秘められた大いなる力が解放されたとき、小太郎は欲しかったものを手に入れると同時に、大切なものを失った。戦国の世、なぜ人は戦をしなくてはいけないのか?戦によって変わってしまう人の心に恐さと悲しさを感じた一冊です。(hori)
(2011年5月15日)
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爽快さと切なさが交錯する
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- けやき書房 (大阪府堺市中区)
小太郎少年は、すごい腕前の鉄砲打ちであるが、それゆえの災難を恐れる祖父とともに山奥深くに住んでいた。戦国大名の家臣に、その腕を見られてしまい、愛する者すべてを失うことになった。のぼうの城は爽快な読後であるが、この作品は、爽快さとともに、せつなさが漂う。
(2010年1月11日)
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林半右衛門は戦国武将の鏡なり!!
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- ブックスオオトリ高円寺店 (東京都杉並区)
戦国時代突入まもなくの1556年戸沢家と児玉家の両国はとうとう戦となった。武将と呼ばれた男達の生き様がかくも心に響くのか・・・林半右衛門率いる戸沢家に小太郎という鉄砲打ちの神童が現れたからさあ大変。半右衛門と花房喜兵衛の男と男の意地の張り合い。見得の張り合い。とくご覧あれ!
(2009年12月21日)
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商品内容
要旨 |
一五五六年。戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態にあった。後に両陣営の命運を握ることになるその少年・小太郎のことなど、知る由もなかった―。 |
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出版社・メーカーコメント
1556年。戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態にあった。後に両陣営の命運を握ることになるその少年・小太郎のことなど、知る由もなかった――。戸沢家と児玉家。両家を支えるそれぞれの武功者、「功名漁り」こと林半右衛門、「功名餓鬼」こと花房喜兵衛の両雄が終わりなき戦いを続けていた。そんななか、左構えの鉄砲で絶人の才を発揮する11才の少年・雑賀小太郎の存在が「最終兵器」として急浮上する。小太郎は、狙撃集団として名を馳せていた雑賀党のなかでも群を抜くスナイパーであったが、イノセントな優しい心根の持ち主であり、幼少の頃より両親を失い、祖父・要蔵と山中でひっそりとした暮らしを営んでいた。二転三転のドライブ感溢れる両陣営の応酬が続くなか、半右衛門の謀により、小太郎は全幅の信頼を置いていた要蔵を失う。この出来事が発端となり、怒気に震える小太郎は、鬼神と化すが――。カバー装画は、「のぼうの城」に続き、オノ・ナツメ氏描き下ろし!