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丘の上のパンク 時代をエディットする男・藤原ヒロシ半生記

出版社名 小学館
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-09-387605-6
4-09-387605-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 320P 図版16P 21cm

商品内容

要旨

本人のディープ・インタヴュー、関係者70名強の証言に、時代時代の雑誌・DVD・単行本からの引用も駆使して、「常にHiとLoな文化を同格に極めて来たがゆえに、今なお、ミステリアスな存在」であり続ける藤原ヒロシの四半世紀を3‐D化。

目次

第1章 自由人、ロンドン留学へ―伊勢発LONDON NITE経由WORLD’S END行
第2章 ニューヨーク帰りのリミックスDJ―スクラッチが、トーキョーのクラブに伝来する。
第3章 タイニー・パンクス登場!―日本のヒップホップを同志と牽引し、メディアをゲリラ的にジャックする。
第4章 メジャー・フォースへ参加!―国境を越えたヒップホップ・レーベルの活躍
第5章 音楽プロデューサーへ/ストリート・ファッション・デザイナーへ―藤原ヒロシのエディット力が、音楽とデザインで開花する
第6章 裏原宿繁盛記―トーキョー・フェノミナンの勃興とサウンズ・オブ・メロウマッドネスの確立
第7章 世界一のクールハンター―旅と勉強の日々、そして、個人との遊びが企業との仕事へ
第8章 時代をエディットする男―仕事の流儀を確立し、音楽に合わせて露出スタイルを選択する。
第9章 丘の上のパンク―Hi&Lo 両極への徹底的な愛が藤原ヒロシをミステリアスな存在にする。

おすすめコメント

DJ、スケートボーダー、デザイナー、アーティスト…。80年代から現在に至るまでストリート文化を牽引し続ける若者たちのヒーロー、藤原ヒロシの素顔とは?多数の著名人の証言でその実像に迫る

出版社・メーカーコメント

ストリート文化の英雄、藤原ヒロシの素顔藤原ヒロシは、80年代以降現在に至るまでの、日本のユースカルチャー、ストリート・ファッションのカリスマ的存在だ。スケートボーダー、クラブDJ、ミュージシャン/プロデューサー、ファッション・リーダー、「裏原宿のカリスマ」…。本書では、藤原ヒロシが18歳のときから現在に至る26年間を、本人の発言や作品だけでなく、国内外の80人を超える証言から構成したオーラル・バイオグラフィ(証言による伝記)である。ファッション界、音楽界の世界的なセレブとなり、渋谷松濤に自宅を、六本木ヒルズにスタジオを持つ藤原ヒロシは、なぜ20年以上も「流行の最先端を行く男」であり続けているのか?

著者紹介

藤原 ヒロシ (フジワラ ヒロシ)  
1964年伊勢市生まれ。音楽プロデューサー、“フラグメント”主宰。82年、ロンドンへ遊学。83年、ニューヨークでDJの現場を体感し、帰国後、日本初のリミックスDJとして活動する。85年、高木完とタイニー・パンクスを結成。86年、国境を越えたヒップホップ・レーベル“メジャー・フォース”へ参加。90年、小泉今日子『N°17』をGOTAとプロデュース。一方で、朝本浩文と『DUB CONFERENCE』(95)を発表。98年、吉田カバンと“ヘッドポーター”をスタート。01年、“NIKE”と非アスリートとしては初のクリエイティヴ・コンサルタント契約を結ぶ。さらに、“フラグメント”主宰として、“リーバイス・フェノム”、“ソニー・エリクソン”、“ルイ・ヴィトンセリュックス”、“カンゴール”など、様々なブランドと自由にコラボレーションしていく。05年秋、“SOPH.”の清永浩文、“VISVIM”の中村ヒロキと、満を持して一次情報を積極的に提供するサイト“ハニカム”を立ち上げる。06年9月、DJ引退を宣言。逆に、人前で歌い、演奏する機会を増やし、INO hidefumi、小島大介とのユニットでI.D.F.『Live@F.I.L.』(08)もリリースする
川勝 正幸 (カワカツ マサユキ)  
1956年福岡市生まれ。音楽や映画など、ポップ・カルチャー関係の仕事が好きなエディター&ライター。また、01年、02年の前期課程では東京大学教養学部において、通称“ポップ・ゼミ”の講師を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)