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若冲が待っていた 辻惟雄自伝

出版社名 小学館
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-09-388889-9
4-09-388889-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 207P 20cm

商品内容

要旨

若冲を見出した日本美術史界の奇才が90歳にして生涯を振り返る。

目次

幼少時、あだ名は「めそめそピーピー」
幼稚園、かなわぬ恋の「事始め」
戦争に地震、恐怖が日常に
終戦の玉音放送はひとり自宅のラジオで
美術部で写生に励み、日比谷高校への編入をめざす
浪人覚悟も東大合格。しかしいきなりの留年
2年連続の留年で医学部断念。美術史学科に転部
「雪舟展」をきっかけに日本絵画に傾倒。卒論は浮世絵をテーマに
母、49歳で逝く。美術史の研究を生涯の仕事と決める
大学院進学。吉川逸治先生の講義で開眼〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

近世絵画に「奇想」を発見した辻惟雄氏の半生記。幼少期・戦中の記憶、医学から美術史への進路変更、雪舟や岩佐又兵衛の研究、曾我蕭白や伊藤若冲との出会い、大学教授、美術館館長としての仕事までを生々しく綴る。

著者紹介

辻 惟雄 (ツジ ノブオ)  
美術史家。1932年名古屋市生まれ。東京都立日比谷高等学校、東京大学文学部美術史学科卒業。同大学院博士課程中退。東京国立文化財研究所技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長、MIHO MUSEUM館長などを歴任。東京大学・多摩美術大学名誉教授。1970年に刊行された『奇想の系譜』(美術出版社)で、岩佐又兵衛や伊藤若冲などを「奇想の画家」としていち早く再評価し、琳派や文人画、円山派などを中心に語られてきた近世絵画の見方を大きく変えた。2016年に文化功労者に選出され、2017年朝日賞受賞、2018年瑞宝重光章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)